まんまるの目にプニプニの肉球。
そんなかわいい猫に触れ合える猫カフェは、今では人気の癒しスポットになっています。
老客男女問わず人気な猫カフェですが、実は注意してほしいルールやマナーがいくつかあります。
しっかりルールを守らないと、周りから白い目で見られたり、猫に嫌われたりしてしまうことも…。
せっかく猫カフェに行くのなら、楽しい思い出を残したいですよね。
そこで今回は、次の内容について紹介していきます。
- 猫カフェのルール・マナー10か条
- 猫にモテるためのテクニック
初めての猫カフェを楽しいものにするためにも、事前にマナーをしっかりと頭にいれておきましょう!
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そもそも猫カフェってどんなところ?
猫カフェは、ご存じのとおり「猫と触れ合える場所」です。
ただひとくちに猫カフェと言っても、形態はさまざま。
- カフェメニューを楽しみながら猫と触れ合えるところ
- カフェスペースと猫スペースが完全に分かれているところ
- 実際に猫を販売しているところ など…
最近では漫画や雑誌、ドリンクやフードなども充実していたり、充電スペースやWi-Fiが完備されていてパソコンの持ち込みもOKだったりと、まさにカフェのように長時間ゆったりと過ごせる猫カフェも増えています。
「猫のいる空間で仕事をする」
「猫をひざにのせて漫画を読む」など、
猫と触れ合うだけではない、さまざまな楽しみ方ができる場所です。
猫カフェの形態を大きく分けると、次の3つです。
それぞれ簡単に特徴を紹介していきます。
1、スタンダードな猫カフェ
スタンダードな猫カフェは、お店に在籍している猫たちが店内で暮らしています。
そのため、猫の入れ替えが少ないので、次に行ったときにも同じ猫に会えるのが魅力です。
猫カフェナビ
また最近では、コンセプトがはっきりしている猫カフェも増えています。
特定の種類の猫だけを集めた限定猫カフェや、内装にこだわったおしゃれな猫カフェもあります。
写真映えするところを探してみたり、コンセプトで猫カフェを選ぶのもおすすめです♪
猫カフェについて詳しく紹介しているこちらの記事もどうぞ♪
【今さら聞けない】猫カフェってどんなところ?どうやって過ごすの?
2、販売をおこなう猫カフェ
ペットショップやブリーダーが経営している猫カフェに多いタイプです。
猫カフェにいる猫は実際に販売されているので、気に入った猫がいればそのまま購入し、お家で飼うことができます。
このタイプの猫カフェのメリットは、飼う前に撫でたり、抱っこをしたり、遊んだり、たくさん触れ合うことで相性をチェックできること。ペットショップとは違い、時間をかけてじっくりお気に入りの子を選ぶことができます。
猫を飼いたい方におすすめの猫カフェです。
ただし、飼うことができる分、猫の入れ替わりは激しいとも言えるでしょう。
3、保護猫カフェ
ここ数年増えているのが、野良猫や地域猫などの保護された猫の里親を募集するタイプの「保護猫カフェ」です。
猫カフェを経営しながら、猫の保護活動をしているだけではなく里親募集をおこなっているところも多いです。
「里親募集」と聞くと、猫を飼えない人は行ってはいけないのかな?と不安に思うかもしれませんね。
もちろん、猫と触れ合うだけのお客様の入店についても、歓迎しているので安心してください。
また保護猫カフェでは、利益の一部を保護猫活動費に当てているので、猫カフェに訪れることで保護猫活動のお手伝いにもなります。
保護猫カフェが気になる方はこちらの記事もチェック
保護猫カフェってどんなところ?【猫カフェとの違いは?】
猫カフェの料金システムは?
猫カフェの料金システムは、ほとんどが時間制です。
また、猫カフェによってはお得なフリータイムを用意しているところもあります。
ただしフリータイムは、平日限定のところがほとんどなので、公式HPや入店前に事前に確認するようにしましょう。
ちなみに、猫カフェによっては予約することができる場合もあります。
土日は特に混むので、予約できる猫カフェは、積極的に利用してみてください。
行く前に抑えておきたい基本ルール・マナー10か条
ここからは、猫カフェに行く前に、抑えておきたい基本ルール・マナーを10個紹介します。
周りのお客さんや店員さんから白い目で見られないためにも、猫と遊びなれていない方はチェックしておきましょう!
1、服装はシンプルがベスト
猫と遊んでいると、どうしても猫の爪が出てしまうことがあります。
特にレースや毛糸などの編み込んである素材は爪がひっかかりやすく、服がほどけてしまうこともあるので避けるのが◎。
また、黒やグレーなどの暗い色の服は猫の毛が目立ちやすいので、明るめの色の服を選ぶのが良いでしょう。
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2、素足は厳禁!足元は靴下を
猫の衛生上、素足での入店はほとんど断られます。
猫カフェではいつでもたくさんの猫が暮らしています。日々お客さんの出入りも激しいので、人から猫にウイルスが感染するリスクも高いんです。
1匹でもウイルスにかかると、ほかの猫にも次々と感染してしまうこともあります。外から持ち込まれるウイルスや細菌を未然に防ぐためにも、素足はNG。
必ず清潔な靴下を履いて来店してください。
コーディネート的にどうしても靴下を履きたくない場合は、バッグに入れて持参するのがベストです。
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また、女性の場合、気を付けたいのはストッキングや薄手のタイツ。
猫の爪がひっかかりやすく、電線する可能性もあるので、なるべく避けるか替えのものを持参することをおすすめします。
3、猫にアロマオイルや香水は危険!
猫カフェに行くときは、アロマオイルや香水はつけるのは絶対にやめてください。
猫はニオイにとても敏感です。また、アロマオイルは中毒症状を起こすこともあるので、大変危険です。
人間には落ち着く香りでも、猫にとっては毒になってしまいます。可愛い猫のためにもアロマや香水は控えるようにしましょう。
4、持ち込みのおもちゃ・おやつは基本的にNG
猫と遊ぶおもちゃは、猫カフェが事前に用意してあることがほとんどです。
新品のおもちゃなら持ち込みOKにしている猫カフェもありますが、持っていっても必ず遊んでくれるわけではありません。
猫カフェには、猫が遊び慣れたおもちゃがたくさんあるので、初めて行くときにおもちゃを持参しなくても十分楽しめます。
そして、おやつの持ち込みは基本的にNGです。
人間にとってはおいしい食べ物も、猫にとっては危険なものだったりします。また、室内猫は どうしても運動不足になりがちです。
猫カフェナビ
体重や体調の管理は猫カフェ側で日々行われているので、自ら持ち込んだおやつをあげるのはやめましょう。
おやつを販売している猫カフェも多いので、そちらを利用してくださいね。
5、まずは手洗い、消毒をしっかりと
猫の感染症予防のため、どの猫カフェも靴下の着用と同様、猫と触れ合う前に、手洗い・消毒を求められます。
これはほとんどありませんが、入店前に手洗い・消毒の案内がない猫カフェは避けた方がよいでしょう。
6、まずは猫のしぐさを眺めて楽しもう
せっかくの猫カフェ。「猫を抱っこしたり、モフモフしたり、たっぷり触れ合いたい!」という気持ちはわかりますが、猫は基本的に触られるのが苦手です。
あまりにも触りたい気持ちが強すぎると楽しめなくなってしまうかもしれません。
まずは猫を眺めたり写真を撮ったりして、猫と一緒にいられる空間を楽しみましょう。
近くに猫が来たらラッキーです♪
猫カフェナビ
もし、手を伸ばしても逃げなかったら、ゆっくり頭や首のあたりをなでてみてください。猫の様子を見ながら接するのが基本です♪
7、突然大声や大きな音を出したり、急なリアクションをしない
猫は人が思っている以上に怖がりです。
特に大きな音や声などが苦手で、ものすごくストレスを感じてしまいます。
また、いきなり触られたり、持ち上げられたりなど、予測ができない急な動作に対しても、飛び上がるほど驚くこともあります。
猫のいるエリアでは、静かにゆったりと過ごしてください。
8、猫の嫌がることはしない
猫の嫌がることって?と、わからない方はまず人間が嫌がることをしないようにしましょう。
まず、猫は抱っこされるのが嫌いです。
そのため抱っこをNGにしている猫カフェも多いです。
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また、しっぽも猫にとっては敏感なところなので、触られたりにぎられたりするのを嫌がります。
逃げられたらそれは猫が嫌がっている証拠。
そして、追いかけるのは厳禁です。
猫がしっぽをバタバタふっていたり、しきりに耳を動かすことは猫にとって「嫌だ!」というサインです。
猫の気持ちを察してそっとしてあげてください。
また、猫は1日14時間ほど眠る生き物です。
寝てるときに起こされるのはあなたも嫌ですよね。
無理に起こして遊ぼうとするのはやめてください。
9、カメラのフラッシュは使わない
猫は本来、夜行性の生き物です。
暗闇でも狩りができる猫にとっては、部屋の電気でも眩しく感じてしまいます。特に強い光を発するカメラのフラッシュは、猫の目に大きなダメージを与えてしまうことも。
フラッシュは必ず事前に切っておきましょう。
10、これ以外にも説明をしっかりと聞き、守ること
ほとんどの猫カフェでは、入店前に店内でのルール説明があります。
この記事では紹介していない「お店独自のルール」を設けているところもあるので、しっかりと聞いて守るようにしましょう。
猫と仲良くなりたい!猫にモテるテクニック
ここからは猫カフェをより楽しむために、猫にモテるテクニックを紹介します。
猫カフェを120%楽しむためにも、ぜひチェックしてくださいね!
まずは指のにおいを嗅いでもらう
猫が近くにいたら、撫でるよりまず、指を差し出してにおいを嗅いでもらいましょう。
指のにおいを嗅いだあと、指にすり寄ってきたらそれは猫のあいさつ代わり。
仲良くなれるサインです。
猫の目をじっと見ない
猫にとって目が合う時間が長いことは、威嚇を意味するそうです。
たしかに、自分より大きな人間がじっとこちらを見てたら、怖くてストレスを感じてしまうのも無理はありませんよね。
可愛いからといってあまり目をじっと見ずに、適度に目をそらしたり、自然に猫を眺めてみてください。
おもちゃで遊んであげよう
猫は遊ぶのが大好きです!
猫カフェにあるおもちゃでたくさん遊んであげましょう。
しかし、猫の目の前でむやみにねこじゃらしを振っても猫はノってきません。
あえてノールックでおもちゃを振ってみるのもいいですよ♪
ただし子猫はあまり体力がなく、遊んでいる途中で疲れてしまうことも。
疲れた素振りを感じたら、そっと頭や首のあたりをなでてゆったり過ごさせてあげましょう。
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猫カフェに関してよくある質問Q&A
猫カフェに関してよくある質問をQ&A形式でまとめました。
子ども連れでも大丈夫?
基本的に猫はあまり子どもが好きではありません。
それは予測不能な動きをしたり、急に大きな声を出したりするからです。
猫カフェによっては、小学生以下のお子様は入店をお断りしているところもあるので、事前にHPを確認するようにしてください。
また、お子様を連れて行く場合には、事前にお子様がルールを守れるように、説明をしてあげましょう。
1人で行ってもいいの?
もちろんOKです!
猫カフェには1人で来店される方も多いので、1人で行っても浮いてしまうことはありません。もし不安な場合には、事前にお友達やパートナーと一緒に来店し、お店の雰囲気やお客さんの様子をチェックしてみるのもおすすめです。
何時ぐらいに行くのがベスト?
猫は1日の半分以上を寝て過ごします。また、本来夜行性の猫は昼間に寝ていることが多いです。
動いている猫を見たいのなら、午前中か、もしくは夕方過ぎがベスト。
お店によっては食事タイムなどを設けているところがあります。
食事の少し前から猫たちがそわそわし始め、勢ぞろいでごはんを食べる姿は、とってもキュートです。
そういう時間を狙っていくのも、猫カフェならではの楽しみ方の1つですよ。
いつ行っても全匹揃ってるの?
猫も人間と同じように、体調を崩してしまうことがあります。また、子猫の場合は慣らし期間もあるので、日や時期によっては全匹揃っていないことも。事前に確認することは難しいですが、もし推し猫がいなくてもあまり落ち込まず、次の機会を狙いましょう。
まとめ
猫を抱っこしたり、モフモフしたり…。
このように想像して猫カフェに行くと、思っていたのとちょっと違うかもと感じるかもしれません。
それは、猫が私たちと同じ「嫌だ」「楽しい」といった感情のある生き物だから。
猫カフェは抱っこしたり触ったりというよりは、「猫のしぐさや表情などを眺めて癒やされる場所」のほうが近いかもしれませんね。
手をなめたり、寝っ転がったり、おもちゃを見て黒目が大きくなったり…。
そんな猫を見ているだけで、本当に楽しくて幸せな時間が過ごせる場所です。
猫カフェにルールがあるのは、猫を守るためのものでもあり、私たち人間が楽しく猫カフェで過ごせるためのものです。
しっかり守って、猫に癒やされる幸せなひとときを過ごしましょう。
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